施工事例

外壁改修工事

 以前、お世話になりましたK様邸の様子をあげさせていただきます。こちらのお宅では、外壁工事と玄関ドア交換工事をさせていただきました。

 工事前の外壁はセメント質と繊維質原料で構成されている窯業系サイディングが貼られていました。下の写真は少し見づらいかもしれませんが外壁の継ぎ目に黒っぽく見えるものはコケです。長い年月で外壁を留めている金物が緩み雨水がはいっていることが分かります。木製の玄関ドアも長い年月で傷んできていました。

 外壁の工事の方法は種類があり古い外壁を全部はぐって新しい外壁を張る工法、もしくは古い外壁をはぐらず上から新しい外壁を張るために必要な下地材を取り付けて外壁を張る工法があります。

 前者の外壁をはぐった時のメリットやデメリットがあり、メリットは中の下地材が確認できること、窓と外壁の取り合いがきれいなことです。デメリットは解体費用が必要なことや天候が悪い時の工事は住居部に雨漏りする恐れがあるので養生が必要なことです。

 古い外壁をはぐらない工法のメリットは解体費用と処分費がかからないため工事費用を抑えることができることや天候に左右されないため住まいされているお客様にも安心して工事をすすめられることです。デメリットは中がどうなっているのかを確認できないことや古い外壁の上から施工するため仕上がりが以前のものより30mmほど張り出してくることです。

 今回は外壁をはぐらない工法ですすめさせて頂きました。下地工事の写真は撮れなかったため分かりづらいですが、工事を進める時に緩んできていた外壁はネジ等を用いて締め直して調整を行って浮き上がってこないようにしております。上の写真は完成したもの様子です。外装は錆に強いガルバリウム鋼板の外装材を張り、玄関ドアは耐久性のあるアルミ製のものに交換しました。